お伺いした時に利用されていた便器は、手すりが便器と一体になっているパナソニック製の便器でした。
お施主様が依頼した原因は便座がヒビ割れているため、座った際に太もものお肉が挟まりケガをしたためでした。
車いすが入りやすいように
便器横の壁は可動式になっています
調査の結果、割れた便座の修理はできず、便器ごと取替になるためにお施主様にどうされるかお伺いしたところ、「どうせ変えるならトイレはやっぱりTOTOがいい!」との強いご要望がありましたのでTOTOの便器、便座で見積を作成しました。
もちろん手すりも必要とのご意見があり、当初は介護保険を利用した据付型の手すりをご提案していましたが、トイレの掃除をするときに不便なので壁付けの手すりが良いとのご要望があり、壁付けアームレストを採用した見積書を作成しました。
壁付けアームレストを取付する為には厚みが60mm以上の補強板が無いと取付できません。便器の汚水配管の位置やトイレ空間の関係上、壁裏内部に補強板を取付することとなり、補強板を設置する工事も追加することになりました。
便器背面の補強板を取付する位置を開口し、厚み60mm以上の補強板を取付しています
便器背面の壁仕上げが終わり、クロスを張る前の状態です
便座とタンクが一体式の商品だと、便座が壊れた時に壊れていないタンクも取替することになりとても高額なため組み合わせ便器になりました。
はねあげ式の手すりは介助や掃除をするときに便利で、すっきり見えます。
壁裏内に補強板を設置したことで、手すりはより安全となり使用しないときは手すりをはねあげることができるため、お施主様はトイレがとてもすっきりしたととても喜んでおられました。
施工期間 | 3日間 |
工事費用(税込) | 約41万円(建築工事も含む) |
使用器具(TOTO製) | アームレスト:EWC702(650mm) 便器:ピュアレストQR CS232B#NW1 タンク:ピュアレストQR SH232BA#NW1 便座:ウォシュレットS1 TCF6543#NW1 |